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『飛び出したい』

 

 

月の灯り照らし出した道 ひとり歩いてる 

遠回り 走る車の音さえ耳に障る夜

止まってた針が動き出している ふらり崩れ落ちて

へたり込んでいたってまだ息は続いてる

 

ワンパターンなイメージの中で

カタカタ回るホシの片隅で

ワンパターンなイメージの中で

膝を抱えて息絶えるのか

ワンパターンなイメージの中で

ただただ毎日 虚無 焦燥 堕落

ワンパターンでつまんない世界を走る

 

飛び出した重い扉の外で

未だ見ぬ世界を知りたいな

走り出して もう 何日経った

まだまだ…辿り着けないのか

 

スポットライト浴びせられたステージ  思い描いている

スピーカーから流れる音 まだ耳に響いてる

 

ワンパターンなイメージの中で

ケタケタ笑う街の真ん中で

ワンパターンなイメージの中で

俯きながら年老いるのか

ワンパターンなイメージの中で

まだまだ毎日 虚無 焦燥 堕落

ワンパターンでつまんない世界を抜ける

 

身に纏った重い鎖を脱いで

未だ見ぬ景色を眺めたいな

そう思って もう 何年経った

まだまだ辿り着けないのか 

 

飛び出した重い扉の外で

未だ見ぬ世界を知りたいな

走り出して もう何日経った

まだまだたどり着けないのか

喉からして歌う そんな唄で

未だ見ぬ世界を拓きたいな

そう思って もうどれだけ経った

もうすぐ辿り着けるのかな

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